更年期障害論、現代医学は現象論、学問的な天珠医学こそ根本的解決の道

2017/11/13
更年期

 奇しくも今朝のNHKの朝イチとフジテレビの特ダネで、更年期障害についてやっていました。フジテレビの特ダネの方は更年期でも男性の更年期障害の特集でした。現代医学の更年期障害の診断の目安は、火照りとかドキドキとか汗が出るといった何項目かの体調に関する質問に回答させるのですが、やはり決定的なものは血液検査で女性ホルモンや男性ホルモンの低下があるかどうかのようです。ですから、それがないと、本人がいくらつらいと訴えても、大したことないから治療しないとなるようです。

 その番組の中では、有働アナがニューヨークにいたころ体調不良で病院に行ったとき更年期障害と診断されて女性ホルモンを投与されて嘘のように回復した話や、更年期障害と診断された男性が男性ホルモンを投与されて少しずつ良くなっている話が紹介されていました。つまり、低くなったホルモンを人工的に補うと、症状がやわらぐという事実を強調していました。

 しかし、この現代医学のやり方にはいくつも疑問が残り、大いに問題があると思います。一つは、特に女性の場合、閉経という生理的な自然現象の結果として女性ホルモンが低下するのですが、ホルモンを投与すると症状が和らぐからと言って、自然の流れに逆らってホルモンを投与し続けるのが本当に正しいことなのか、という疑問です。
 次に、更年期障害のチェックリストの項目のほとんどは、交感神経が統括している働きばかりであって、女性ホルモンや男性ホルモンの働きに直接関わるものではないということです。

 問題は、にもかかわらず実際にホルモンを投与すると、その症状が改善するという事実が存在することです。だから、現代医学はこれでよいのだ、とそれ以上の思考停止に陥っています。しかし、これも現代医学の立場からすると、無理もない一面があります。それは、現代医学の誤った自律神経論・交感神経論では、この問題を解こうと思っても、全く役に立たないからです。

 では天珠医学では、解けるのかと言いますと、御意!天珠医学では、この問題を次のように解きます。まず結論から述べるならば、更年期障害は、減ったホルモンを補うという姑息な手段で対処するのではなく、疲れた<交感神経ー副腎系>の働きを回復させ高めることによって、身体の体内環境の激変にも柔軟に恒常性を維持できるようにしてやることこそが、本当の意味での根本的解決になるのです。こうすることによって、その後の身体の体調の維持も長く保てるようになるのです。

 ではなぜ、これが結論になるのかと言いますと、体内に大きな影響を与えるホルモンの減少という体内環境の激変に際して、体内の恒常性を維持して命を守っているのは<交感神経ー副腎系>です。したがって、その<交感神経ー副腎系>の実力が弱っていたり、疲れて働きが落ちていたりすると、その働きに異変が生じて、ほてったりドキドキしたり汗が出たりという、<交感神経ー副腎系>の統括下の特有な異常現象が起きることになります。そこに、減ったホルモンを補ってやると、その変化の度合いが少なくなるので、弱った<交感神経ー副腎系>でも平常に統括できるようになるので、たしかに更年期障害的な症状がやわらぐのです。これを形だけ見るとホルモンが効いたように見えるのですが、ホルモンが、直接症状を改善したのではないのです。あくまでも媒介関係なのです。

 ですから、ホルモンの投与は根本的解決にはならないのです。根本的な解決は<交感神経ー副腎系>の働きを良くすることです。天珠医学を基に治療している天寿堂の鍼灸・整体には、更年期障害にたいして<交感神経ー副腎系>を整えて、より良き人生をより長くおくることができるように、更年期障害の根本的解決に導くノウハウがたくさん存在します。