広尾の天珠堂の整体が見つけた中指の先が小指側に曲がる原因

2017/10/31
曲げ

 インターネットを見ますと、手の指の関節がおかしく曲がっているという相談をよく見かけます。そのベストアンサーを見ますと、リウマチだとか、筆記の際の筆圧が強すぎるせいでは、などというものがありました。私も治療をしていて、この指さきの曲がりについて、あることに気づいたことがあります。

 それは、中指が先の関節が小指側に曲がる原因を、ひょんなことから見つけたことです。どうもその異変は、パソコンのキーボードを打ち込んでいる事と関係がありそうです。というのは、そういう仕事をしているある方の中指が、小指側に曲がっていることは前から気づいていたのですが、ある時、その方の親指の上下二つの関節の人差し指側の部分が、異常にとんがって硬くなっていたことがありました。

 そこで私は、それを取ろうとしましたが、なかなか取れないので、ふと、これ中指の曲がりと関係があるのかなと閃いて、中指をほぐしてみたところ、いつもはそう簡単にほぐれないでいたのですが、その時は、ポキっとその関節が鳴って曲がりが小さくなりました。と同時に親指の方の関節の硬くとんがっていた部分も、取れ始めたのです。以後、その中指の傾斜は30度くらいから10度程度のちいさくなっています。

 以来、親指の関節がとんがっている人を見ると、必ず中指の関節の曲がりがないか確かめるようになりました。すると、意外にそういう傾向を持つ人が多いことが分かってきました。

 では、親指の関節の凝りがあると中指が曲がってくるのでしょうか?ポイントは、やはりスジのネットワークです。つまり、関節と関節をつなぐスジのある一か所が縮んで凝縮・短縮して骨様に硬くなってとがってきますと、その関連のスジのネットワークが引っ張られることになり、その終着点の部分に異変が生じることになります。それが中指な関節の傾斜・曲がりだということです。つまり、親指と中指がつながっているということがこれによって実証されたことになります。