脊柱管狭窄症に天寿堂の整体と金毘羅さんの階段のご利益!

2017/10/28
階段

 脊柱管狭窄症でなかなか腰の痛みが取れないでいる方。太い鍼で固まったスジをバラバラにしてスジのネットワークの状態を正常な状態に戻そうと、取り組み始めてはや八か月にもなります。初めの頃は、なかなかに変化が現れてくれませんでしたが、それでも牛歩の歩みながら、少しづつ長い距離を歩けるようになり、痛みを感じない時も、出てくるようになっておりました。

 そんなある日の治療で、足を触った瞬間に、いつもと違ってスジの状態がとても良い日がありました。どうしたのですか?と聞いてみると、四国の金毘羅さんへ行ってきたというので、詳しく聞いてみました、すると、なんと驚くべきことに、1368段もの階段に挑戦して、休み休みだったけれど、自力で登り切ったそうです。しかも、下りの時には、膝の悪いお仲間に肩をしてあげたそうです。

 私は、凄いですね!やりましたね!と褒めながらついでに、少し心臓が疲れましたね!と教えてあげました。というのは、左手の心包経の凝りがありましたので、そう言ったわけです。心臓の本体とつながる心経の凝りもありましたが、それほどでもなく、心包経の方が凝りが強かったので、心臓自体はさほどで問題はありませんが、働きの方の疲れがまだ残っていることを、その経絡の状態から判断できたのです。どういうことかと言いますと、心臓の働きの疲れが心包つまり心膜に現れていたということです。

 そして、何よりの大きな変化は、全身のスジのネットワークの状態が、見違えるように良くなっていたことです。いつもならどんなに良さそうに見えても、腰の部分を圧すと必ず明らかな異常な反応・痛みがでてくるので、鍼をそこに刺さざるを得なかったのですが、今回は、まだほんの少し奥の方に感じられる程度でしたので、明らかに良くなっておりました。ですから。鍼をしないで済みました。じつは、今までの治療で、鍼を使わないで済んだことは一度もありませんでしたので、初めての快挙でした。

 そこで私は最後に、冗談半分ながら、これは金毘羅さんの階段のご利益ですね!と申し上げておきました。