風邪もアレルギーも副鼻腔炎もみな交感神経が弱ってなる

2017/10/25
風邪

 今、風邪が流行っているそうですね。ぐずぐずと長引くケースが多いのだとか・・・。今年になって、私のところに通い始めた方が、もう11月ですよね!いつもだったらこの時期は風邪をひいて酷い状態になっているのですが、今年は急に寒くなったり天候不順なのに、不思議に全然風邪をひかない、と言っていました。

 そんな状況ですので、副鼻腔炎にかかっていたという方が来院されたので、風邪をひいたのですか?と聞いてみましたところ、風邪は引かなかったけど、アレルギーみたいになった、とのことでした。

 そこで、私は次のように説明しました。風邪もアレルギーも副鼻腔炎も、みな根っこは同じです。交感神経が弱るからなるのです。弱った交感神経が自分で何とかしようと、肝臓に命じて熱を出させてわざわざ風邪の状態にするのは、他ならぬ交感神経自身なのです。つまり、風邪は交感神経の自浄作用なのです。アレルギーも交感神経が弱るから、普段なら反応しないものに過剰に反応するようなるのがアレルギーなのです。副鼻腔炎も、免疫系を統括する交感神経が弱るから、菌に副鼻腔への侵入を許してしまうのです。

 案の定、アレルギーから副鼻腔炎になったという方の背中の交感神経幹の周りが非常に硬くなっていましたので、重点的に良くほぐしておきました。ずいぶん楽になったようです。