広尾の天寿堂の整体、脱腸の飛び出しが小さくなってきた(^^♪

2017/10/02
ヘル

 鼠径ヘルニア(脱腸)を手術によってではなく、<交感神経ー副腎系>システムとその統括下にあるスジのネットワークの調整を天寿堂整復院で行い、それにプラスして家庭で行う調整法や運動の仕方を指導して、それを毎日行ってもらうという形で取り組んでおります。前回の治療で、背骨の歪みの大きいところを調整している時に、ストンと深い眠りに落ちたことを報告しましたが、それ以来の来院時に、お父さんから、腸が飛び出したときの膨らみ具合が、以前より明らかに小さくなってきている、といううれしい報告がありました。

 これは、ガバガバに緩んでいた鼠径管が締まってきて、腸が飛び出す隙間が小さくなってきたことを意味します。この子は、背骨や骨盤の歪みがあるために、鼠径管のスジが外側から引っ張られて広がったままの状態になっていて、子宮円索にピッタリ寄り添うことができないでい他と考えられます。その結果、腸が飛び出すのに恰好な隙間が出てきていたわけです。

 それが、背骨と骨盤の歪みが正常な状態に近くなるにつれて、鼠径管のゆるみも、運動の中で調整されて少しずつすくなくなってきていることを、この事実が物語ってくれていると思います。

 もし、隙間を縫い合わせるという解決法を選択した場合、なるほど解決は早いかもしれませんが、鼠径ヘルニアをもたらした身体の歪みは残ったままです。成長の過程でその歪みが治ったとしても、今度は縫い合わせたことによるスジの歪みが残ることになります。だから、小さい子の手術はお医者さんも簡単にはやりたがらないわけです。自然に治る場合もありますので、もう少し様子を見てみましょうとなるわけです。しかし、自分で治っていくための対策は何も指導されないのが現実のようです。