三代目の使命:天珠療法を人類の文化遺産として残すには天珠医学が必須

2017/09/17
系譜

 私は、師匠から受け継いだ健康腺療法を、何とか人類の文化遺産として残したいと思っています。それが三代目としての歴史的使命だと思っているのです。そのためには、これまでの個別的な天才的技能を、一般的な学問的技術として、生きて発展する生命力ある概念へと高める必要があります。だから、健康腺療法を、天珠医学・天珠療法へと進化させて、人類の文化遺産にふさわしいものしようとしているのです。

 ところが、肝心の文化の担い手であるはずの現代医学の方が、それを正しく受け止めて、内部に組み込めるだけの実力・器がありませんでした。それは現代医学が、治已病でのみ成り立っている、という根本的欠陥に対する学問的反省がなく、学問の基礎を確立したヘーゲル哲学から大きく文化的・学問的に後退してしまっているせいなのです。それが如実に表れているのが、現代医学の自律神経論、すなわち、心臓に交感神経と副交感神経とが分布して反対の働きをしているという事実だけで、拮抗支配という論理を取り出して、その歴史的背景などの学問的反省もなしに真理だと決めつけてしまったことによって、<交感神経ー副腎系>の理解を大きく歪めてしまっている現実があることです。

 そのために、健康腺療法を人類の文化遺産として残すためには、どうしても独自に天珠医学を創らざるを得なくなって、「天珠医学が説く目から鱗の人間の身体の真実」と題する電子本をかいたのです。(ご希望の方は天寿堂整復院のHPにて手に入れることができます)そうしますと、この現代医学の誤りによって、医学の研究の場でも、人々の健康を守る現場においても、その誤りによる弊害が目に余る状況になっていて、それがますます加速されている現実がよりよく見えてきました。

 これを放置したのでは、ますます日本の文化の堕落を招き、天珠療法を文化遺産として残すということの意味や価値が薄れていってしまうので、何としても人類の文化・日本の文化を、ヘーゲルの説く本来の絶対理念へと向かう文化として復活させなければならない、というのが私の真意です。したがって、天珠療法には絶対に天珠医学が必須なのです。天珠療法を人類の文化遺産として残すためには、天珠医学が無くてはならないのです。