広尾の最後まで治しきる整体、その途中はまだら模様

2017/09/03
まだら

 脊柱管狭窄症の、その悪くなったスジのネットワークを、本来の状態にもどすのは本当に大変です。ですから、治る方も、治るサポートをする側も、ともにそれなりの覚悟が必要です。その覚悟とは、一つは、永い間かかって悪くなったものが、元の本来の自分を取り戻すにはそれなりの時間がかかるという覚悟であり、また、必ず治るという覚悟というか、信念が必要です。

 現在、通っていただいている脊柱管狭窄症の方も、その私の言葉を信じていただいて、頑張ってくれています。その方の言葉によりますと、現在はまだ、まだら模様だとのことです。今朝は調子よいなと思えば、翌日にはまた戻ってしまう、というようにだそうです。でも以前なら、ちょっと歩いて腰が痛くなって休んでも、なかなか痛みが回復しなかったのが、今は長く歩けるようになって、痛み出しても少し休めばすぐに回復するようになったそうです。

 治療している側の感触も、以前の動きの悪いドロッとした鉛の様なものから、ゴムのような柔らかい感触に、スジ自体の感触が変わってきています。そこで今回は、これまで後回しにしていた感のある、スジのネットワークを統括する交感神経の中枢である交感神経幹という本丸にターゲットを絞て治療をしたところ、それまでそれほどでもなかった腰の部分が、悪い様相を呈してくるという変化が生じて、これは奥から正体がでてきたなと、急きょターゲットを変更して腰の治療を重点に治療しました。これはとても示唆的な、興味深い現象でした。