広尾の整体の不思議現象、またまた治療中に共鳴現象が

2017/09/02
共鳴現象

 もともと右膝が持病のように痛んでいた方が、ずっと良かったのが久しぶりに膝が痛むといって来院されました。痛むのは膝の内側でした。その治療をしているときに、またまた昨日に続いて不思議な共鳴現象を体験いたしました。

 それは、ちょうど右手を治療していた時のことです。親指がいつもより硬くとんがっているなと思ったときに、自分の右足の太ももの内側がチリチリ・チリチリと線香花火の火花のような感覚が生じました。昨日のことがあったので、すぐにまたこれも共鳴現象ではないかと閃いて、右足のその感覚の起きた周辺を治療しました。ここは、ちょうど右ひざが痛むという異常なところに通じる経路にありましたので、これは明らかに共鳴現象だとの確信をもって治療いたしました。

 そしてその後に、ふたたび右手の親指を診てみますと、先ほどの関節は、硬くとがっていた異常な凝りが取れておりました。あぁやはり右膝の内側と右手の親指は、つながっているのだなと実感いたしました。そう言えば、膝の内側は腎経の経絡が通っています。また、同様に手の親指は背景の経絡が通っています。そしてこの二つの経絡は、胸の上部の肋骨の間を通る神経によって結びつけらえているのです。すなわち、腎経の一番上部にある兪府(ゆふ)というツボと、肺経のはじめの中府(ちゅうふ)というツボは肋間神経によって結びつけられているということです。だから、右手の異常と右膝の異常とが緊密につならり連携していることを示す現象が起きたのだと思います。

 じつは余談ですが、この方の右手の中指の一番先の関節が小指側に倒れ折れ曲がっているのですが、その原因がじつは右手の親指にあることを偶然に突き止め、意識的に治療してきたので、はじめは30度くらい曲がっていたのが、今では5度くらいに小さくなってきています。今回また右手の関節が異常に凝っていたので、曲がりがひどくなっているかと思いましたが、そうでもなかったので、安心しました。