慢性頭痛・眼精疲労・突発性難聴の治療は天寿堂整復院へ。東京都渋谷区

あなたの誤解を解く!

交感神経の真の姿とは?

 もしかして、皆さんの多くは、血圧を上げる交感神経は悪玉で、それを下げる副交感神経は善玉だ!と思っているのではないでしょうか?これは少し極端な話ですが、多かれ少なかれ、そのような印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?もし、そうだとしたら、交感神経にとって、とても可哀想なことです。そこで、私は皆さんの目から鱗(ウロコ)を落として差し上げ、人間にとって、とってもとっても大事な、健気(けなげ)にはたらいている交感神経の真の姿を、お教えしたいと思います。

交感神経は副交感神経と対ではない!

 第一の誤解は、交感神経と副交感神経とは対の拮抗的にはたらく神経だ、という誤解です。これは、皆さん自身の責任ではない誤解です。現代医学が、そういっているので、皆さんはそれにしたがったまでですので、皆さんにはまったく責任はありません。しかし、最近ある研究グループ(医学論理学研究会)が、その誤りを学問的に立証いたしましたので、いずれはこの誤解は修正されると思います。しかし、皆さんにだけは、特別に、先にお教えしておきましょう!

 まず、それがどうして誤解なのかと言いますと、進化の歴史において、交感神経と副交感神経とは生まれた時期が違うからです。魚類の時代に、運動するための骨と筋肉が生まれ、その運動のエネルギーを補給するための内臓ができ、その二つの調整役としての脳とその手足となってはたらく運動神経と内臓(代謝)神経が誕生しました。この内臓神経が、他ならぬ今の副交感神経の祖先なのです。ところが、もう一方の交感神経は、この時にはまだ生まれていないのです。というより交感神経はこの時代副腎というホルモン分泌器官でした。ですから、対だとするのは少し無理があるのです。むしろ、内臓神経(副交感神経)と対になるのは、一緒に生まれた運動神経(体性神経)のほうが、よりふさわしいと言えるでしょう。ところが、その運動神経が人間になって自律神経から意志の下で働く随意神経になってしまったので、話がややこしくなってしまったのです。

いろいろな環境で生きていけるのは交感神経のおかげ!

 では、いつ交感神経が誕生したのか?と言いますと、じつは安定した環境であった海の中を飛び出した後なのです。つまり、両生類の時代なのです。そして、それが完成したのは、哺乳類になって、激しい運動をするようになった頃に、ようやく交感神経が完成したのです。というより副腎を補佐する器官として増設されたのです。このことから、交感神経がどういう働きをするかは、ある程度察しがつくとは思いますが、簡単に説明しておきましょう。

この哺乳類の時代には運動神経と内臓神経(副交感神経)が本能の統括の下に対で働いていましたが、その時にも交感神経はそれとは次元の異なる任務を立派に果たしていました。そのことを、九十年前のキャノンという有名な生理学者はしっかりと把えて文章に残しています。現代の生理学者・医学者はそのレベルから大幅に後退してしまっているのです。以下にその内容を紹介しましょう。

「このような危急の状態のいずれの場合にも、交感神経―副腎系の働きは内部環境の恒常性を維持し、からだの安全を図るものである。筋肉を働かせているあいだ、血流を変え、その速度を速めて、酸素圧は一様に維持され、酸―アルカリの均衡も一定に保たれる。また、大量の熱が失われれば、多量の熱を生み出すように代謝速度は上がる。血液中の酸濃度が下がったり、とくに必要が生じたときには、肝臓から糖が放出される。出血のあと、循環している血液の運搬効果が悪くなりそうになれば、血管系の容積は、減少した血液量に適応する。一口にいえば、これらの例から示されるように、内部環境がかき乱されそうになると、ただちに交感神経―副腎系が自動的に働いて、生きている組織に対し正常な内部環境を維持するために必要な調整を行う。交感神経―副腎系が果たす役割の驚くべき特徴は、これまで記してきたようないろいろな障害に対して幅広く適用できることである。さきに述べたように、一般にこの系は一つの単位として作用する。このように統一された作用が、低血糖、低血圧、低体温などのようにさまざまの状況で利用できるのは、実際、ひじょうに驚くべきことである。」(W・Bキャノン著「からだの知恵」舘隣、舘澄江訳、講談社学術文庫)

交感神経を一番狂わせるのは人間の心

 このように交感神経は、哺乳動物が生きていく上でとても重要な働きをするので、哺乳動物の交感神経は太くてとてもしっかりしているのだそうです。ところが、人間の時代になると、この交感神経には新たな試練が待ち受けていました。それまでの本能に代わって新たに主人となった認識(アタマ・ココロ=像)によって、交感神経自身が大きく乱されるようになったということです。では、その乱されるということはどういうことでしょうか?これには、大きく分けて二通りあります。一つは、認識によって直接的に乱される場合で、もう一つは間接的に乱される場合です。

交感神経を一番狂わせるのは人間の心 まず、直接的に乱される場合から説明していきましょう。交感神経は、その名前の通り感情と交わる神経です。つまり、ご主人様である認識が何をやりたいかを敏感に感じとって、ご主人様が動き出す前に、先まわりして体の準備を整えておくという大変優秀な秘書のような働きをするのです。たとえば、朝起きる時、交感神経は、起き上がる前の寝ている状態の時から働きはじめ、あらかじめ心臓をかっぱつに働かせ、血圧を上げておいて、起きたら立ちくらみがして倒れるということがないように、体の準備を整えているのです。
 
交感神経が、これだけ敏感に認識を先読みしているということは、認識自体がストレスなどで乱された時に、その影響をもろに受ける、ということでもあるのです。これが、交感神経が認識によって直接に乱される一つの例です。

 次に、間接的に乱される場合ですが、認識が運動したいと思った時、認識は、運動神経に命じて体を動かしますが、この時に、体がその運動ができるように整えるために、交感神経も一緒にはたらくことになります。ここで問題は、認識は本能と違って、時に体に良くないことを命令することがあることです。この場合、運動神経は認識の直属の部下ですから、どんな命令にも従順にしたがって何の葛藤もありませんが、交感神経は、認識の直属の部下ではなく、本能としての本性を持つ自律的な神経ですので、体を守るために警告を発して抵抗しようとします。それでも、より強い認識の指揮権が発動された場合には、自分の本性に反することをやらなければならないという複雑な働きをさせられることになります。

肩凝りの正体は、交感神経の凝り!

 この交感神経内部の葛藤が、やがては交感神経自身を狂わせ、自分の担当部署を守るために中央の意にしたがわない独立王国をつくって籠城するという事態が生じることになります。これが、いわゆる“凝り”なのです。つまり、“凝り”の実態は、“交感神経の凝り”ということです。

 この交感神経の“凝り”は、実際には、スジのネットワークの“凝り”として現象します。なぜなら、スジのネットワークを統括しているのは交感神経だからです。逆から言えば、凝っているところを触ってみると、スジが凝って痼りをつくったり、閉じてその部分だけ弾力性がなくなっていることは触ってみると簡単に分かりますが、それは、じつは交感神経が凝っているのだ、ということになります。ここの部分だけは、私の経験にもとづく独断・私見ですが、自信はあります。凝ってもふつうに動けるのは、筋肉ではなくそのまわりのスジが凝っているからに他ならないからです。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスの崩れではない!

 以上見てきましたように、交感神経が狂わされるのは、副交感神経によるのではなく、ほとんどが認識の圧迫によるものなのです。その証拠に、自律神経失調症の大部分は、交感神経の異常によって起きる症状ばかりであるという事実です。そこで、第二の誤解は、自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスの崩れによって生じる、という誤解です。この誤解は、交感神経と副交感神経は一対の神経であるという思い込みから来る誤解なのです。

交感神経を治すのは交感神経自身!風邪は交感神経の自浄作用!

交感神経を治すのは交感神経自身!風邪は交感神経の自浄作用! そして、最後の誤解は、交感神経の異常は、副交感神経優位によって癒されるという誤解です。皆さんは、食べ物を食べて胃腸をかっぱつに働かせて副交感神経を優位にしたら、“凝り”が取れましたか?そんなことで、凝りは取れませんよね。

 交感神経内部の問題は、その中枢と交感神経自身が自分で治すものなのです。その典型が風邪なのです。風邪にかかると熱が出て心臓と血管がかっぱつに脈を打ち、節々が痛くなり、汗が出て治りますね!これらは、すべて交感神経のはたらきばかりではありませんか!肝臓に働きかけてグリコーゲンを分解させて熱を出すのも交感神経のはたらきであり、心臓と中小動脈を脈動を強めるのも交感神経のはたらきであり、節々のスジをコントロールするのも交感神経のはたらきであり、汗を出すのも交感神経のはたらきです。

 つまり、風邪とは、交感神経内部の凝りが、風邪のツボのある背骨の上部あたりにまで広がってきたために、これを放置できなくなった交感神経の中央本部が、自身の内部に広がった“凝り”を取り除いて元の状態に戻そうとする、交感神経の自浄作用なのだということです。この自浄作用をしている間は、交感神経の外部の護りがおろそかになるため細菌やウィルスに冒されやすくなるということなのです。
 
この事からも分かるように、交感神経の異常を治すのは、副交感神経ではなく、交感神経自身がおこなっているのです。

警告―現代人の交感神経は退化してきている!

 最後に、南郷学派の医学論理学研究会の主要メンバーであり、法医学の世界的権威である筑波大学の本田教授が、三千体の解剖を自身で行って、痛感したことは、現代人の交感神経は、細くなって分かりにくくなってきている、これは交感神経が退化傾向にあることを示している、と仰っていたことを警告として、お知らせしておきたいと思います。
 
やはり、暖房・冷房に頼りすぎず、運動して汗をよくかき、乾布摩擦で皮膚を鍛えるという取り組みが大切ではないでしょうか!

天寿堂整復院では、健康腺を整えること、凝りをしっかりと取ることの二本柱によって、
現代人が陥りやすい病的状態を自分自身の力で治っていけるように治療します。
突発性難聴でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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